関連用語解説(オオクチバス)
フリー百科事典ウィキペディア『オオクチバス』より
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オオクチバス(大口バス)、学名 Micropterus salmoides は、スズキ目・サンフィッシュ科(バス科)・オオクチバス属に分類される淡水魚の一種。本来は北アメリカ南東部の固有種だったが、釣り(スポーツフィッシング)や食用の対象魚として世界各地に移入された。コクチバス M. dolomieu、フロリダバス(フロリダラージマウスバス)M. floridanus などと共に、通称「ブラックバス」と呼ばれることが多い。また、単に「バス」と呼ばれることもある。
特徴
成魚は全長30-50cmに達するが、最大で全長97.0cm・体重10.1kg・年齢23歳の記録がある。口が目の後ろまで裂ける点でコクチバスと区別できる。
ミシシッピ水系を中心とした北アメリカ南東部に分布するが、食用や釣りの対象として世界各地に移入されている。原産地のアメリカ合衆国では、アラバマ州・ジョージア州・ミシシッピ州・フロリダ州の州魚に指定されている。
湖、沼などの止水環境や流れの緩い河川に生息するが、汽水域でもしばしば漁獲される。食性は肉食性で、水生昆虫・魚類・甲殻類などを捕食する。自分の体長の半分程度の大きさの魚まで捕食し、カエルやネズミ、小型の鳥類まで丸飲みにする。春から秋には岸近くで活発に活動するが、冬は深みに移り物陰に群れを成して越冬する。
繁殖は水温15℃の条件が必要である。この水温は、北アメリカの生息地では北部で5-6月、南部で12-5月である。日本では6月を盛期に5-7月である。また、多くの動物に見られるように、産卵は満月か新月の日に行われるのが一般的である。オスは砂地に直径50cmほどの浅いすり鉢状の巣を作り、メスを呼びこんで産卵させる。複数のメスを呼びこんで産卵するため、巣の卵数は1万粒に達することもある。卵は10日ほどで孵化する。産卵後もオスは巣に残り、卵を狙う敵を追い払うなどして保護する。孵化した仔魚は全長2-3cmになるまでオスの保護下で群れを成して生活する。稚魚がある程度の大きさになると、オスは稚魚を食べることで巣からの自立を促す、この過程で卵から孵った幼魚の半分以上が淘汰されるという。成熟齢は2年から5年といわれ、一般には23cm前後で成熟する。

