関連用語解説(フロリダバス)
フリー百科事典ウィキペディア『フロリダバス』より
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フロリダバス(学名 Micropterus floridanus)は、スズキ目・サンフィッシュ科に属する北米大陸原産の淡水魚。長らくオオクチバスの亜種 (Micropterus salmoides floridanus) として扱われ、亜種として区別する場合にはオオクチバスはノーザンバス (Micropterus salmoides salmoides) と称される。
最近のアメリカにおける研究により、フロリダバスとオオクチバスとの形態的、遺伝的相違が別種水準とみなされ、フロリダバスを独立種 (Micropterus floridanus) として扱う見解が提唱された (Kassler et al., 2002)。原産地の北米では、オオクチバス、コクチバスと共にブラックバスと総称される。釣り(スポーツフィッシング)の対象魚で、食用にもされる。
本種の本来の分布域は北米大陸のフロリダ半島に限定されるが、北米では各地に移植放流が行なわれていて、また日本も含めて海外への移植の事例も少なくないようである。
本種は本来日本に生息していなかったが、1990年代後半になって奈良県の池原貯水池に生息するブラックバスからフロリダバスの遺伝子が発見された(北川ら、2000)のが本種が日本で公式に確認された最初の記録である。
形態
体は非常に延長してやや側扁する(左右に平たい)。口は大きく、下顎は上顎よりも前に突出する。口裂の後端は瞳孔直下よりもうしろに位置する。背鰭(せびれ)と臀鰭(しりびれ)の棘(とげ)は鋭い。全身を大きな櫛鱗(しつりん)で覆われる。体色は暗いオリーブ色で腹側は色が淡く、体側に幅広い暗色で不明瞭な縦帯(縦縞)がある。
生態
止水環境を好み、フロリダ半島の湖沼や流れの緩やかな河川に生息する。肉食性で、小魚や大型甲殻類(ザリガニなど)を食べる。春から初夏にかけてが繁殖期で、雄は浅いすり鉢状の産卵巣を作り、そこに雌を導いて産卵させる。孵化した仔魚を雄が保護する習性がある。日本における生態は、未だ研究事例がないので不明である。

